南相馬の植物工場「撤去」検討 台風で損壊、建設に復興交付金

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台風で損壊し、撤去も検討されている植物工場

 太陽光発電と農業、職業体験を組み合わせた南相馬市原町区泉の「南相馬ソーラー・アグリパーク」の植物工場が台風で損壊し、植物工場を所有する南相馬市が撤去も視野に今後の対応を検討していることが28日、市への取材で分かった。

 植物工場は市が復興交付金約1億1500万円をかけ、津波被災地に2013(平成25)年春に完成。13年3月から16年3月まで同市原町区の農業法人、16年5月から17年5月までは同市小高区の農業法人が運営した。敷地内の太陽光パネルから供給された電力を活用して野菜を栽培し、県内のスーパーマーケットに出荷していたが、従業員確保や採算などの面から2法人は撤退、市は改めて運営法人を募集していた。

 しかし、今年10月の台風24号の強風で植物工場が損壊、現在は植物工場のドームが倒壊した状態になり、市は運営法人の募集を止めている。市によると、植物工場の建設には国の交付金を活用しているため、今後の取り扱いについて国や県などと協議し、対応を決めることになるという。