全袋検査...「新米」基準値超えゼロ 福島県産米、5年連続達成

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 県産米の放射性セシウム濃度を測定する全量全袋検査で、年内に精米される2018年産「新米」の約891万点全てが一般食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)未満となる見通しとなった。県産新米の基準値超えゼロは14年産から5年連続で、検出下限値(同25ベクレル)未満は99.99%に上る。

 18年産の新米は、27日までに検査された891万2071点が検出下限値未満となった。放射性セシウムが検出されたコメは25~50ベクレルの34点だけだった。

 一方、古米を含めた県産米の基準値超えゼロは15年から4年連続。全袋検査は県産米の安全性を証明するものの、生産者や集荷業者などへの負担が指摘されている。このため県などは、古米を含めて通算5年間で基準値を超えるコメが出なければ抽出検査にしたい考えで、早ければ20年産から抽出検査に移行する。

 県は県内の各JAなどと抽出検査の枠組みを検討しており、来夏までに政府に素案を提示。政府が20年3月ごろに抽出検査について公表する見通しだ。原発事故の避難指示が解除され、営農再開した地域の検査体制は各市町村の生産者らの意向を尊重して決める。

 県は「県内の生産者の努力が結果に表れている。抽出検査の方向性が具現化できるように努めたい」(水田畑作課)としている。

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