山川健次郎ゆかりの寺に額装の書 若松・書家五十嵐さん寄贈

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河井住職に書を手渡す五十嵐さん(中央)、右は森事務局長

 書宗院評議員・書淳会会長で山川健次郎顕彰会の会員でもある書家五十嵐天宗さん(71)=会津若松市=は29日までに、自身が書いた額装の書「道心」を山川にゆかりがある会津若松市の真龍寺に寄贈した。

 五十嵐さんは「節目の年に山川ゆかりの寺に置いていただけることが決まり、感動している」と語った。

 贈呈を受けた同寺の河井英昭住職(69)は「山川らが目指す道を一心に歩んだ先に歴史が生まれたのだと思う。贈られた書を大事にしていきたい」と述べた。

 戊辰150年の締めくくりとして、書の寄贈が行われ、五十嵐さんが「自分の生きる道を貫く」という気概を込めた書を河井住職に手渡した。山川健次郎顕彰会の森武久事務局長も同席した。

 山川は会津藩出身で、戊辰戦争後は長州藩参謀奥平謙輔の保護を受けて勉学の道に入り東京帝大総長を務めたほか、京都帝大や九州帝大でも総長を務めた。

 山川らを奥平のいる新潟まで連れて行ったのが真龍寺第10世河井善順だった。

 謹慎先の猪苗代から新潟まで敵地の関門で何度も尋問を受けながら、山川らを新潟まで送り届けたという。