奥の細道330年...俳句で「飯坂」元気に! 6月・医王寺で大会

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「郷土の誇りを見つめ直すきっかけにしたい」と語る佐々木さん(右から2人目)ら

 松尾芭蕉が「奥の細道」で県内を旅してから来年で330年となるのを記念し、福島市の「俳句で飯坂を元気にする会」は来年6月2日、同市の芭蕉ゆかりの寺・医王寺で「芭蕉来福330年記念」と冠した俳句大会を開く。歴史や文化を題材に俳句を募り優秀作品を顕彰することで、地域の魅力発信につなげたい考えで、地域への思いを「五・七・五」の17音に託す。

 同会は、地域の名所や旧跡、風土などを俳句で表現し、足元に埋もれた価値を掘り起こそうと、今秋に結成。地元飯坂の出身で新地町教育長の佐々木孝司さんが代表を務め、県俳句連盟会長の鈴木正治さん、県北俳句連盟事務局長の伊藤ユキ子さんらが会員に名を連ねる。

 大会では、地域の歴史や文化に対する思いを詠んだ俳句作品を募集。佐々木さんらが選者となり、同寺で開かれる鯖野薬師如来大祭の中で入選作を表彰する。佐々木さんは「短詩型文化の伝統を引き継ぐのは大切なこと。地域の魅力を17音の短い言葉に凝縮することで、発信力も高まる」と意義を強調する。

 会場となる同寺は、芭蕉が「奥の細道」の道中に立ち寄った場所。源義経と共に平氏と戦った佐藤継信・忠信兄弟と母乙和を中心とした忠義と絆の物語が残る。義経の太刀や弁慶の笈(おい)が寺宝として伝わり、芭蕉が「笈も太刀もさつきにかざれ紙のぼり」と詠んだことでも知られる。

 「芭蕉は医王寺に残る物語に、涙を流して感動したとされている。このような場所で大会を開けることはとても意義深い」と佐々木さん。大会を、取り組みの輪を県内に広げるための試金石と位置付け、2020年以降も「いで湯の郷・飯坂温泉俳句大会」として継続する計画だ。「郷土の誇りを見つめ直すきっかけにしたい」

 同会は、俳句大会が郷土発展を目指す心をつなぐ懸け橋となることを願っている。

 郷土の歴史・文化が題材 1人2句以内

 芭蕉来福330年記念俳句大会を主催する俳句で飯坂を元気にする会は、松尾芭蕉や奥の細道、福島、医王寺など、郷土の歴史や文化を題材にした俳句作品を募集している。入選作は来年6月2日、同寺で発表する。

 募集は一般と学童(小、中学生)の2部門で、投句は無料。所定の投句用紙に必要事項を書いて、事務局に郵送するか、同寺などに設けられた投句ポストに投函(とうかん)する。1人2句以内で、締め切りは来年3月31日。

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