口笛の魅力伝えたい! 「いだてん」テーマ曲参加、郡山の柴田さん

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口笛を披露する柴田さん

 口笛の世界大会で優勝経験のある郡山市の口笛奏者、柴田晶子さん(35)は来年1月6日から放送されるNHK大河ドラマ「いだてん」のテーマ曲に口笛で参加する。柴田さんは「注目される大河ドラマに関われてうれしい。口笛の魅力が伝われば」と意気込む。

 楽曲を手掛ける福島市ゆかりの音楽家大友良英さんの依頼で参加が決まった。 柴田さんは2014(平成26)年に、福島市のコンサートで共演したのがきっかけで、大友さん作曲の映画音楽などに参加するようになった。

 五輪が主題の大河ドラマ。テーマ曲は応援歌のような疾走感のある曲調で、口笛は曲の中盤で登場する。10月のレコーディングでは「みんなで一緒に走っているような感じを表現した」という。劇中歌2曲にも参加し、3オクターブ出せるという自慢の音域で、物語に深みを持たせる。

 秋田市出身で、3歳ごろから口笛を吹き始めた。口笛は「鼻歌を歌っているような感覚」だったというが、新聞記事を見た母の勧めで08年に日本で開かれた世界大会に初出場。2位の好成績を収めると、10、12年の世界大会では世界一に輝き、プロ奏者としての道を歩み始めた。

 現在は年に120回以上の演奏会を重ねながら、郡山市など県内外4カ所で開く口笛教室の講師としても活躍している。

 口笛の魅力について「メロディーを知っていれば演奏できるし、感情が乗りやすい。誰でも楽しめる音楽表現」と柴田さん。「テーマ曲にはたくさんの音が出てくる。耳で口笛の音色を探してみて」と笑顔を見せた。