尚志「先輩たちの借り返す」 全国高校サッカー、東福岡と再戦

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【尚志―神村学園】PK戦を制し、喜びを爆発させる尚志の選手=NACK5スタジアム大宮

 前回大会で敗戦を喫した強豪に再挑戦する権利をつかみ取った。さいたま市で31日に行われたサッカーの全国高校選手権1回戦。「必ず東福岡に雪辱する」。尚志イレブンの執念が2回戦への扉を開いた。

 先輩が流した涙が胸に刻まれている。前回は初戦で0―3の完敗。当時2年生で現在は主力の7人が出場していた。「力不足を認識させられ、悔しい試合だった」と先発した大川健主将(3年)は振り返る。展開のスピード、パスの質、組織力の高さ。相手に圧倒された一戦が、その後の成長の糧になった。

 同じ会場の第1試合で東福岡の勝利を見届け、迎えた第2試合での神村学園(鹿児島)との一戦。尚志が勝てば再戦がかなう状況に「意識して臨んだ。先輩たちの借りを返すために初戦突破は最低条件だった」と大川主将。悔しい経験がPK戦という紙一重の戦いで力になった。

 チームの目標は「最後のロッカールームを笑って出る」。大川主将は「先輩の涙を無駄にするわけにいかない。(東福岡に)勝てる手応えはある」と闘志を燃やす。努力に裏打ちされた自信を胸に、再戦のピッチに立つ。