尚志、東福岡2-0撃破 全国高校サッカー、3日・前橋育英戦

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4年ぶりの3回戦進出を決め、喜ぶ尚志の選手=浦和駒場スタジアム

 サッカーの第97回全国高校選手権第3日は2日、さいたま市の浦和駒場スタジアムなどで2回戦16試合が行われた。本県代表で5年連続10度目の出場の尚志は3度の優勝を誇る強豪・東福岡に2―0で快勝、4年ぶり5度目となる3回戦に進んだ。

 相手のサイド攻撃を封じ、守備からリズムをつくった尚志は前半31分、左サイドから抜け出したFW染野唯月(いつき)(2年)が中央に切り込んでシュートを放つと、そのこぼれ球をMF坂下健将(けんすけ)(3年)が右足で豪快に蹴り込み先制した。後半に入っても、尚志優位の試合の流れは変わらず、35分にFW伊藤綾汰(りょうた)(同)のクロスのこぼれ球にMF高橋海大(かいと)(同)が反応、ゴール左隅への2点目で試合を決定付けた。尚志は前回大会の初戦で東福岡に敗れており、雪辱を果たした。

 尚志は3日、2回戦と同じ会場の同スタジアムで行われる3回戦で、前回覇者の前橋育英(群馬)と8強入りを懸けて対戦する。午後0時5分開始予定。

 『攻守の要』MF・坂下が先制弾

 豪快にゴールネットに突き刺した。貴重な先制点を挙げた尚志のMF坂下は「自分の得点で勝利をつかめたことはうれしい」と声を弾ませた。

 見せ場は前半31分に訪れた。FW染野唯月(いつき)(2年)が左サイドから突破に入ると、ボランチの坂下も「ショートカウンターのような形になって攻め時だと思った」と中盤から一気に相手のゴール前に上がった。中央に切り込んだ染野が放ったシュートは相手GKに当たりゴール前へ。「思い切りの良さが得点を呼ぶ、とコーチから言われていた」と坂下。こぼれ玉に迷いなく右足を振り抜いた。

 将来はエンジニアを目指しているという坂下。「本格的にサッカーに取り組むのは今大会が最後」と覚悟を持って試合に臨んでいる。指揮官から「尚志のイニエスタ」と信頼を寄せられる攻守の要は「勝って満足してはいられない。目標の全国制覇まで一戦一戦が勝負」と気を引き締めた。