【人生100年時代】内堀知事に聞く(1) 65歳から高齢者、今は昔

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 うちぼり・まさお 長野県出身。東大経済学部卒。1986年自治省(現総務省)入省、総務省自治財政局地方債課理事官などを経て、2001年4月に本県出向。企画調整部長などを経て06年12月から副知事。14年10月の知事選で初当選。18年10月の知事選で65万票余を獲得、再選を果たした。

 人生100年時代の生き方を考える福島民友新聞社の新春企画の最終回は内堀雅雄知事(54)に聞いた。

 健康長寿県づくりを進める内堀知事は、人生100年時代の捉え方や高齢者が健やかに活躍する本県の将来像、健康長寿への思いなどを語った。 (聞き手 社長・編集主幹 五阿弥宏安)

―「人生100年時代」という言葉をよく耳にするようになりました。

 「日本人の平均寿命が50歳を超えたのが1947年です。それから飛躍的に寿命が延び、今や『人生100年時代』を迎えるようになりました。昨年末、福島市にお住まいで満100歳の佐藤佶(ただし)さんにお会いしました。自宅にパターゴルフコースを造り、近所の方々とパターゴルフを楽しみ、元気はつらつと活動されています。私自身が佐藤さんから元気をいただき、まさに人生100年時代を体現している方だと感じました」

―確かに100歳を迎えても元気な方が増えました。

 「そうですね。ただ、一方で、県内の高齢者の2割弱が要介護認定を受けているのも事実です。本県の高齢化率は30%と全国平均を超えています。2025年には団塊の世代全てが後期高齢者となり、40年には団塊ジュニアがそうなります。高齢者が健康で生き生きと暮らせる社会を築くこと、そして体調を崩しても、家庭や身近な地域の中で支え合い、自分らしく安心して暮らしていけるようにすることが、日本全体の活力を維持していくためにも極めて大事です」

◆年齢の捉え方変わった

―65歳以上を「高齢者」とする定義が使われたのは1956年です。その時から平均寿命は20年以上延びたのに、今も高齢者の定義が変わらないのは時代に合わないと思います。

 「国民的人気アニメ『サザエさん』に登場する磯野波平さんは54歳の設定で、間もなく私の方が年上になります。昔の年齢の捉え方と現代の人生100年時代の捉え方が違うということを実感しています。高齢な方でも服装などがファッショナブルで、自分を高齢者と認識していない方も多いのではないでしょうか」

―昔と比べて高齢者の体力、気力、知力はずいぶん若返っています。日本老年学会が「高齢者は75歳以上に」との提言を発表し、話題になりました。知事はどう思いますか。

 「昨年7月の全国知事会で健康寿命の延伸を図り、多くの高齢者が健やかに、そして社会で活躍することを目指す『健康立国宣言』を行いました。本県としても、全国の優良な事例を共有し、人生100年時代に対応した健康立国や健康立県を実現できるよう積極的に取り組みます」  

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