「吾妻五葉松には自然の風合い」 ドイツ人造園家、盆栽学びに来日

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二瓶さんに盆栽の手入れを学ぶミューラーさん(左)

 ドイツ人造園家ウーウェ・ミューラーさん(56)が昨年12月、福島県福島市を訪れ、同市在庭坂の盆栽園、泰寿園の園主二瓶叔夫さん(69)の元で盆栽を学んだ。二瓶さんが写真共有アプリ「インスタグラム」で公開している吾妻五葉松の盆栽写真(アカウント名yoshio.nihei)がきっかけだった。欧州連合(EU)では盆栽人気が高く、ミューラーさんは吾妻五葉松のドイツへの輸入を考えているという。

 ミューラーさんは二瓶さんが投稿する盆栽写真のファンで、盆栽を購入しに二瓶さんの元を訪れたいと連絡した。二瓶さんはEUへの輸出を検討しており、ミューラーさんと思いが一致。今回の来日が実現した。

 日本の盆栽市場が縮小傾向にあるのに対し、海外では「Bonsai」が国際語として認知され、需要が伸び続けている。盆栽を輸出する際には輸出国ごとの栽培条件を満たし、検疫を受ける必要があるが、EUは消毒などの条件に従えば土が付いたまま盆栽の輸出が可能で、他地域と比べ比較的輸出しやすいという。

 ミューラーさんは12月18~28日に同市に滞在し、二瓶さんに盆栽の形の作り方など手入れの仕方を学んだ。経営するドイツの会社を通じた盆栽の輸入を検討しており、「福島の吾妻五葉松には他にはない自然の風合いがある」と魅力を語った。

 二瓶さんは「首都圏の盆栽園では海外からの研修生も多いが、本県のような地方では難しく、インスタグラムの発信力が縁になった。ミューラーさんの来日が願っていた道の大きな一歩になると感じている」と声を弾ませた。

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