「認可外保育施設」点検へ 県と中核市、昼寝中の安全体制把握

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 福島市の認可外保育施設で昼寝中の1歳男児が死亡した問題を受け、認可外保育施設を所管する県と中核市の福島、郡山、いわきの3市は近く、施設の緊急点検を実施する。園児が死亡した昼寝中における施設の安全確保体制を把握する狙いで、3月末までに全施設を点検する方針。県は点検結果を公表する考えで、安全体制に不備があれば改善を促し、再発防止を徹底する。

 男児の死亡を受け県が7日、福島市で市町村の保育行政担当課長を招集し緊急会議を開き、報告した。県内の認可外保育施設は昨年3月末現在、85施設(県25、福島市23、郡山市28、いわき市9)。このうち県は今週中にも点検を始める。

 県による点検では、複数の県職員が抜き打ちで園児の昼寝中に施設を訪問。国が作成した指導監査の基準に基づき、園児を見守る施設職員の数や間隔のほか、施設職員がどのような点を重視して園児の様子を見ているかなどを確認する。

 施設側が作成している安全管理マニュアルの実施状況なども点検する。

 県は市町村所管の認可保育施設の安全点検について、市町村が行う通常監査時に実施するよう要請。認可外保育施設への点検時に市町村職員に同行してもらう仕組みも検討しており、公表する点検結果も含め、59市町村で安全対策を共有する考えだ。

 男児は昨年12月25日午後に死亡、発見時は、うつぶせ寝の状態で意識不明だった。会議では、福島市の担当者が死亡事案の経過を説明。施設再開に向け、安全管理マニュアルの作成支援や職員研修を実施したことを報告した。