ふたば未来学園中・高の学校施設「工期延長」 体育館と寄宿舎

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 県教委は8日、4月の利用開始に向けて広野町に建設しているふたば未来学園中・高の体育館と寄宿舎について、外壁の一部に取り付けた部材に強度不足の不具合があり、部材交換のため3月20日までの予定工期を延長すると発表した。体育館は3月末の完成を建設業者に厳守させるが、中高生が入寮する予定の寄宿舎男子棟の利用開始は9月ごろに遅れる見通し。

 県教委は4月の中学校開校に伴い、新校舎や関連施設を整備。高校生は現在、別な寄宿舎を使用。高校生は新たな寄宿舎ができるまで現在のものを使用し、新入や転入の中学生も高校生が使っている寄宿舎を使う。新たな寄宿舎が完成したら、中高生ともに移る予定。

 部材交換の影響で調理室などが使用できなくなり、入寮生に提供する食事が不足する可能性もあることから、県教委が対応を検討する。寄宿舎女子棟の完成は開校に間に合うという。

 県教委によると、不具合のあった部材はノザワ(神戸市)が昨年8~9月に製造したセメント板で、同12月に強度基準を満たしていなかったことが分かった。同校ではバドミントンコートを設ける体育館の51%、寄宿舎の16%に既に取り付けられていたという。

 県教委は8日、入寮生や保護者に状況を説明した。入寮を希望する受験生の保護者にも文書で通知する。

 新校舎や関連施設の整備を巡っては、高低差のある複雑な地形で工事に時間がかかるため陸上グラウンドやプールが今夏、サッカーグラウンドが農地転用の手続きを理由に2020年度中の完成を予定している。

 いずれも開校後の完成となる見込みだが、県教委は地元自治体の施設を代替で確保するなどの対応を取る方針で、「授業などに支障は出ない」としている。