「分析機器」を企業や研究機関に開放 福島大、安価な利用料で

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福島大が外部企業や大学などに有料で開放するイメージング質量分析装置と平准教授

 福島大は、食品の成分分析などを行える同大保有の最先端分析機器「イメージング質量分析装置」を外部の研究機関や企業に利用してもらう取り組みを開始した。安価な利用料で研究機関や企業の研究開発を支援するとともに、利用料を装置の維持などに充てる。

 9日、同大の定例記者会見で食農学類設置準備室副室長の平修准教授が発表した。同装置は、分析する対象内部にどのような物質があるかを可視化できる分析機器。食品の成分分析のほか、病態解明による創薬など幅広い分野で活用できる。定価は約1.5億円。今春の食農学類開設に向け、同大が国内で4台目、東北では初めて導入した。これまで本県産のコメや果実の栄養成分を他県産農産物と比較する研究などに使用してきた。

 希望者が同大に利用申請書を提出し、承認を得られれば利用可能となる。すでに東大など他大学や製薬企業などから申し込みがあるという。平准教授によると、同等の機器を民間分析会社などで利用する場合、1回数十万~100万円以上かかるが、同大では1回5時間の使用で5万円からと安価な利用料を設定している。

 平准教授は「地元企業をはじめとした多くの人に利用してもらい、地域の技術開発の向上に役立ててほしい」と話しており、将来的には共同研究への発展なども視野に入れている。
 

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