ブリューゲル展11日開幕 画家一族の画業たどる、郡山市立美術館

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150年にわたり優れた画家を輩出した一族の作品が並ぶ「ブリューゲル展」=10日午後、郡山市立美術館

 16~17世紀の欧州で大きな影響力を持った画派「ブリューゲル一族」の画業をたどる展覧会「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」が11日、郡山市立美術館で開幕。

 16世紀のフランドル(現在のベルギーを中心とした地域)を代表する画家ピーテル・ブリューゲル1世を祖とし、150年にわたり多くの優れた画家を輩出したブリューゲル一族の作品約100点を展示している。

 10日に内覧会が開かれ、関係者約70人が、作品の歴史や芸術的背景の解説を読み込みながら名画に見入った。

 会期は3月31日まで。同美術館、福島中央テレビ、福島民友新聞社でつくる実行委の主催。

 10日に行われた開会式では、関係者がテープカットして開幕を祝った。郡山市立美術館の佐治ゆかり館長が一族の全体像に迫る展示会の見どころを紹介した。

 作品は人物ごとや時系列ではなく、神話や風景、花や虫の静物画など七つのテーマに分けて展示される。構図をはじめ、精緻な細部描写など受け継がれてきた一族の特性や背景が分かりやすく紹介され、佐治館長は「絵画の特徴を感じ取れるような構成になっている」と説明した。一族が拠点としたベルギー・アントワープは、同市と同じような気候の地域。「雪景色などの景色に親しみを持って見てもらえると思う」と話した。

 展示は東京都美術館をトップに巡回開催され、東北では郡山市が唯一の開催となる。

 開会式では主催者を代表し、品川萬里市長が「歴史的名画を次の時代の文化にも継承し、若い世代にも意義がある展示になるよう願う」とあいさつ。続いて品川市長、佐治館長、河田卓司福島中央テレビ社長、五阿弥宏安福島民友新聞社社長ら10人がテープカットした。

◇会期=1月11日~3月31日(月曜休館。1月14、2月11の両日は開館、翌日休館)
◇会場=郡山市立美術館(郡山市安原町字大谷地130の2)
◇開館時間=午前9時30分~午後5時
◇観覧料=一般1500円、高校・大学生・65歳以上900円、中学生以下と障害者手帳持参は無料。
◇主催=ブリューゲル展実行委員会(郡山市立美術館、福島中央テレビ、福島民友新聞社)
◇協賛=光村印刷、佐藤燃料、県商工信用組合、福島トヨタ自動車、ベスト学院進学塾、福島交通郡山支社