新婚さんに「冷た~い」祝福 いわきで水祝儀、家内安全願う

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冷水を浴びせられる新婚男性=14日午後、いわき市平沼ノ内

 冬の屋外で新婚男性に冷水を浴びせて家内安全や無病息災を願う奇祭「水祝儀」が14日、いわき市平沼ノ内の愛宕神社で行われた。

 江戸後期から同地区に受け継がれている伝統行事で、今回は同市の会社員の男性3人が祝儀者を務めた。3人は神社で「墨入れ」という神事を執り行った後、神社の向かいに設けられた砂場に立ち、水祝儀を受けた。

 水祝儀では、「桶(おけ)取り」と呼ばれる地区青年会の独身者が独特な掛け声とともに水の入った桶を運んで、足、胴、頭の順に冷水を浴びせて祝った。祝儀の途中、桶取り役が見物客にも水を掛けるなどして会場を沸かせた。

 昨年1月に結婚したという男性は父や兄も水祝儀を受けたといい「足が凍るように冷たかったが、自分も地元の伝統行事に参加できて良かった。幸せな家庭を築きたい」と話した。