小高の病院「入院機能再開...希望せず」 人材確保など困難場合

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 南相馬市小高区の住民でつくる小高区地域協議会は15日、同区の医療環境整備に向け、市立小高病院の入院機能再開を目指す門馬和夫市長に対し、医療人材や財源の確保にめどが立たない場合は再開を希望しないとする提言書をまとめた。同協議会は今週中にも門馬市長に提言書を提出する。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴い休止している同病院の入院医療を巡っては、門馬市長が昨年1月の市長選で入院機能再開を公約に掲げて初当選。市は市内の医療関係者と再開に向けた協議を進めているが、医療人材不足や財政負担など課題がある。

 提言書には、入院機能を再開する場合は、長期間にわたり入院機能を維持できる医療人材や財源の確保、再開しない場合は同病院を初期救急の対応ができる無床の診療所とすることなどを盛り込んだ。

 同協議会の林勝典会長は福島民友新聞社の取材に対し「再開するに越したことはないが、医療人材や収支の状況からみて厳しい。住民が安心できる地域医療体制の早期確立を求めたい」と述べた。