東北ツアーに福島県含まれず 安全確証ないとマレーシア旅行会社

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 東北観光推進機構(仙台市)がマレーシアの大手旅行会社「アップルバケーション」と連携して20~24日に実施する東北ツアーの訪問先に福島県が含まれていないことが16日、同機構への取材で分かった。

 同機構によると、同社が安全への確証が得られるまで本県への送客を行わないとの方針を示したため、本県を除く5県でのツアーになったという。

 同機構は本県の安全性や魅力を知ってもらうため、ツアーの移動中に観光パンフレットを配布するほか、プロモーション動画を流すとしている。

 東北ツアーは、マレーシアからのチャーター便を利用した旅行商品の造成に向けて、本県を含む東北6県と同機構の広域連携事業として行われる。同国の旅行会社やメディア、航空会社の担当者9人が参加する予定で、20日の宮城、山形両県を振り出しに各県の観光地の訪問、伝統工芸品の制作体験、グルメ体験などが盛り込まれている。

 県は同機構に負担金を支払い、海外の旅行会社の招聘(しょうへい)事業やプロモーション事業を展開、本県を含む東北の認知度向上と誘客拡大を図っている。

 今野一宏県観光交流課長は「(本県を訪れないことについて)機構から連絡があった」と説明。マレーシアが本県のインバウンド(訪日外国人旅行)の重点地域ではないとした上で「風評が根強く残っており、機構と一緒になって本県の安全を発信していきたい」と話している。