ドローンで送電線の点検 新年度、福島県内全域で東北電力

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
福島県内に配置するものと同様のドローンを使って送電線を点検する作業員=16日、宮城県

 東北電力は新年度、福島県内全域で行う送電線の保守・点検業務にドローン(小型無人機)を本格的に導入する。業務の効率化を図るとともに、災害で人の立ち入りが困難になった鉄塔などの状況把握にも活用する。

 新年度前半にも、送配電業務を担う福島、郡山、会津若松の各電力センターに1台ずつ配備する計画。昨年1月には、いわき電力センター(いわき市)と総合研修センター(南相馬市)に先行導入しており、計5台となる。ドローンを操縦できる社員の育成にも取り組む。

 江波恒夫執行役員福島支店長、伊藤良樹送配電カンパニー福島支社長が18日、県庁で会見し、明らかにした。江波支店長は「電力を安定して届けることに加え、事業所、発電所の鉄塔に明かりをともす取り組み、地域イベントへの協力や参加などを通じ地域活性化の手伝いも続けたい」と今年の抱負を語った。伊藤支社長は「再生可能エネルギー導入拡大は復興の柱。連携に関わる手続きや設備工事をしっかり行うことで導入拡大を支えたい」と語った。

 また、5月に福島、山形、新潟3県の送配電カンパニー3支社合同の非常災害対応訓練を浪江町請戸地区で初めて行うことも明らかにした。3支社から約100人が参加する。