「サッカーで元気な姿を」 浜通り高校選抜がハワイ大会参加へ

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 「サッカーを通じて元気な姿を見せたい」。サッカーのいわきFCなどが出場し、米ハワイ州で2月8日に開幕する環太平洋地域の国際大会「パシフィックリム・カップ2019」に、浜通りの高校生選抜チームが参加する。いわきスポーツクラブが18日、メンバーを発表した。選手らは東日本大震災からの復興を体現するプレーを見せようと意気込んでいる。

 選抜チームはいわきサッカー協会が推薦、特別編成した。いわき、南相馬、相馬、広野の3市1町の高校の12人のほか、いわきFCU―18の選手3人で構成。2月10日に現地の選抜チームとの親善試合に臨む。試合は米ハワイ州のアロハ・スタジアムで午前11時(日本時間11日午前6時)開始予定。

 選手らは2回の合同練習を経て、同月7日に日本を出発。親善試合のほか、現地の子どもたちにサッカーを教えたり、ハワイの高校生との練習試合を行うなどして現地の人々と交流する。

 ふたば未来・村上さん「頑張り見せる」

 ふたば未来学園高からは富岡町出身のFW村上久伸さん(18)=3年、桑折町出身のGK緑上尚輝さん(18)=同=の2人が出場する。

 村上さんは東京電力福島第1原発事故により避難した郡山市でサッカーを続けていたが、「地元の双葉郡でサッカーをしたい」と同校への進学を決めた。昨年7月のJヴィレッジ再開など、高校3年間で双葉郡が復興する様子を目の当たりにし、「多くの人に支えられて、今もサッカーができている」と実感するようになった。「親善試合では『俺は頑張っているよ』という姿を見せたい」と力を込める。

 緑上さんは同校進学が震災、原発事故への考えを深めるきっかけとなった。「まだ避難生活を続けている人がいる中で、サッカーができている。全力プレーで戦い、地域を盛り上げたい」と話す。