知財ビジネス評価書を基に融資 二本松信金、福島県内初

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 二本松市の二本松信用金庫が、中小企業の知的財産(知財)の価値や可能性を分かりやすく示した「知財ビジネス評価書」を判断材料に、同市の富樫縫製(富樫三由社長)に3千万円の融資を行ったことが21日、同信金への取材で分かった。特許庁によると、同評価書に基づく融資は福島県内で初めて。

 中小企業支援の一環として同庁は、知財活用のビジネスが金融機関の適切な評価を受けられるように、専門機関が作成する評価書作成の支援事業を進めている。

 富樫縫製は、背面に人間工学に基づくS字カーブ炭素繊維(カーボン)を内蔵し、着るだけで体幹を整え、腰や身体への負担を軽減するワークサポートスーツ「S字の力」を開発し、特許を取得。同庁の支援を受けて、評価書を作成した。

 二本松信金はこの評価書を基に、スーツの販路の多様性と市場規模の拡大が期待でき、競合他社が少ない現状から製品売り上げの伸びが見込めるとして、融資を決めた。運転資金としての融資で、決定は昨年12月。