情報発信、誘客に重点 内堀知事、香港メディアに福島県PR

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県産酒や県産米を使ったすしなどを香港のメディア関係者らに振る舞ったセミナー=25日午後

 香港訪問中の内堀雅雄知事は25日、現地のメディア関係者ら向けのセミナーに出席し、輸入規制の緩和に向けた正確な情報発信とインバウンド(訪日外国人旅行者)の本県誘客に重点を置く考えを示した。原発事故の影響で香港市民に残る本県への負のイメージ払拭(ふっしょく)を図り、規制緩和を前進させる。

 福島県知事として初の香港訪問は現地メディアの注目度も高く、セミナーには新聞やテレビ、雑誌の各記者やインスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)で影響力のある関係者ら49人が集まった。

 内堀知事は原発事故後の「光と影」として、全国新酒鑑評会の金賞受賞銘柄数で6年連続日本一となった県産酒や、依然として4万人以上が避難している現状などを説明。その上で、本県産農林水産物の輸出量や外国人観光客の宿泊者数が震災前の水準を上回るなど各分野の挑戦が成果に表れていることを紹介した。

 参加者からは観光の広報強化や福島空港と香港国際空港を結ぶチャーター便運航を提案する意見があり、内堀知事は「情報をアップデートしてもらうことが大切だ。チャーター便も航空会社にトップセールスする用意はある」と応じた。

 放射性物質の抽出検査実施で輸入が認められている県産米や県産酒、加工品が会場で振る舞われ、参加者が品質の高さを確かめた。

 また、内堀知事は現地のショッピングセンターで開かれている日本食品のフェアを視察。全農香港事務所の担当者が、本県産のモモジュースが好評となっていることを説明した。