会津本郷焼の受取状、民家から発見 昭和天皇に献上された可能性

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新たに見つかった宮内大臣からの2通の受取状

 会津美里町の会津本郷焼が昭和初期、昭和天皇に献上された可能性があることを示す史料が25日までに、会津若松市の民家から見つかった。会津本郷焼が献上されたという史実はこれまで確認されていなかった。

 史料は、1929(昭和4)年と31年に昭和天皇と香淳皇后に献上したことを示す当時の宮内大臣からの受取状2通。受取状には、水差し瓶や皿を献上したことや宮内大臣の一木喜徳郎の名前が書かれている。会津本郷焼を献上した陶工渡部利四郎さんの子孫が昨年末、受取状を町に寄贈したことで明らかになった。

 町教委生涯学習課文化係によると、宮内庁に現物は見当たらず、献上の経緯などは不明。史料の調査を手掛ける梶原圭介係長は「今回の発見が会津本郷焼の新たな歴史を知る手掛かりのひとつになると良い。今後も調査を進めていきたい」と話している。

 受取状は町本郷インフォメーションセンターの会津本郷焼資料展示室に展示されている。