地域再生大賞・優秀賞に元気アップつちゆ、TATAKIAGE Japan

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再生可能エネルギー事業を通して土湯温泉の再興に取り組む元気アップつちゆ

 地域づくりに挑む団体を支援しようと福島民友新聞社など地方新聞46紙と共同通信が設けた「第9回地域再生大賞」の各賞が26日決まった。大賞(副賞100万円)は、通訳などの活動で外国人と地域をつなぐ「多言語センターFACIL(ファシル)」(兵庫)に贈呈。準大賞(同30万円)は農村活性化に挑む「きらりよしじまネットワーク」(山形)と、離島で介護事業を行う「いけま福祉支援センター」(沖縄)に決まった。地域への貢献を評価された優秀賞には本県の「元気アップつちゆ」(福島市)と「TATAKIAGE Japan」(いわき市)など計36団体が選ばれた。

 地熱発電利用、エビを養殖

 【元気アップつちゆ】優秀賞の元気アップつちゆは、震災と原発事故の影響を受け、危機的状況に陥った土湯温泉の復興を目指し、2012(平成24)年10月に地元団体の出資で設立されたまちづくり会社。

 温泉熱を利用したバイナリー発電事業、近くの河川の砂防堰堤(えんてい)を活用した小水力発電事業、地熱発電で出る熱水や冷却水を利用しオニテナガエビの養殖事業に取り組んでいる。

 売電などで得られた収入をまちづくりと観光地づくりに還元している。各種事業の視察として全国から来訪者が訪れており、にぎわい創出にもつながっている。

 起業者支援、浜通り活性化

 【TATAKIAGE Japan】優秀賞に選ばれたTATAKIAGE Japanは、起業を目指す人を支援して浜通りを活性化させようと2013(平成25)年2月に設立された。

 起業などを目指す住民らの発表に意見を出し合い、解決の糸口を考えるイベント「浜魂(ハマコン)」や、首都圏の大学生を対象にした浜通りの企業や団体でのインターンシップなど、起業・就職希望者向けに活動を展開している。

 また、さまざまな業種の人たちが共用で作業する「コワーキングスペース」を運営し、地域の発展をけん引している。