インフル、今季の特徴は? 福島医大付属病院・仲村副部長に聞く

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「予防対策が非常に重要」と語る仲村副部長

 インフルエンザ患者が増加する中、感染症に詳しい福島医大付属病院の仲村究(きわむ)感染制御部副部長(44)に今季の流行の特徴や予防対策を聞いた。

 ―今季のインフルエンザウイルスの特徴は。

 「昨季はB型が多かったが、今季は今のところA型が多い。AH1型が70%、AH3型が28%、B型は2%。AH3型の中には香港型というウイルスが含まれ、小児や高齢者で重症化しやすく、広がりやすい。小児や高齢者で感染が広がっているとみられる。2月初めごろまで寒さが続く予報から、あと2週間ぐらいは流行が進むと思う」

 ―感染を防ぐには。

 「せきやくしゃみの際に口から発生するしぶき『飛沫(ひまつ)』を浴びないことが大事だ。なるべく不要不急の外出を控える。外出後は流水とせっけんで手洗いをしてほしい。ワクチン接種で予防できる可能性もあり、重症化を防げる。加湿も重要。症状が出る1日前から感染力があるといわれるため、体の調子が悪いと感じたら、マスクをすることだ」

 ―体調の変化とは。

 「喉の『いがいが感』や鼻炎のような症状。熱っぽいなどの倦怠(けんたい)。こういった症状があって『風邪かな』と思ったらマスクをして注意することが重要だ。たとえ熱がなくても、家族の中に感染者がいて濃厚な接触を受けていたら、医療機関を受診してほしい」

 ―インフルエンザに感染した後の注意点は。

 「ウイルス薬を投与して熱冷ましで安静にすれば大体の人は良くなる。ただ、中にはインフルエンザ自体のウイルスでウイルス性肺炎になる人もいるので、息切れや呼吸の苦しさを感じたら再度、受診した方がいい。子どもだと異常行動の可能性もある。熱が一度下がって良くなるかと思ったら、またせきが出てくることがある。このときは2次性の細菌性肺炎になっていることが多く注意が必要だ」