福島県産水素の電池車...都内で初走行 東京五輪利活用を目指す

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本県産水素の補充を模擬体験する内堀知事と小池知事(左)

 本県で作られた水素を補充した燃料電池自動車(FCV)が31日、東京都内で初めて走行した。産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所(郡山市)を拠点に、太陽光発電による再生可能エネルギーで水を電気分解して水素を製造しており、二酸化炭素(CO2)を排出しないのが特長だ。

 FCV5台が約1週間、PRのため観光名所や公園など都内各地を巡り、SNS(会員制交流サイト)を通じて、本県で製造された水素の利活用促進に向けた取り組みを発信する。水素エネルギーは環境への負荷が小さく、県や都などは2020年東京五輪で本県産の水素の利活用を目指す。

 CO2を排出しない本県産の水素の活用に向け、県や都、産総研、都環境公社が連携協定を結んでおり、PR走行が実現した。本県産の水素を輸送し、FCV1台当たり3~4キロを補充する。5キロタンクを搭載したFCVは、650キロ程度を走行できるという。

 出発式が都内で行われ、内堀雅雄知事と小池百合子都知事がFCVへの水素の補充を模擬体験した。内堀知事は「東京五輪で本県産の水素を活用していただくことは復興五輪の一つのシンボルになる」と歓迎し、小池知事は「福島と東京が環境でつながり、少しでも復興を手伝うとのメッセージを伝えたい」と述べた。

 産総研の三木幸信副理事長、都環境公社の川澄俊文理事長も出席した。