鈴木康元氏が無投票当選「気軽に相談環境を」 県弁護士会長選

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すずき・やすもと 郡山市出身。中大法学部卒。1996(平成8)年に弁護士登録。県弁護士会の副会長、高齢者・障害者権利擁護支援センター運営委員長などを歴任した。

 任期満了に伴う県弁護士会長選は1日、立候補の届け出が締め切られ、郡山市の鈴木康元弁護士(56)が無投票で当選した。任期は4月1日から1年。会長選は1月25日に告示されたが、立候補したのは鈴木氏のみだった。

 鈴木弁護士に次期会長の抱負などを聞いた。

 ―意気込みを。
 「震災、原発事故から今年で8年がたつが、風評被害や除染の問題など、被害回復は完全ではない。賠償請求の時効も迫っている中で、県弁護士会として支援していきたい」

 ―原発事故に伴う損害賠償の裁判外紛争解決手続き(ADR)で打ち切りが相次いでいる。
 「打ち切りを受け、集団訴訟へと進む動きが予想される。県弁護士会の中でも『最後の1人まで救済する』という意識で、被害者に寄り添い対応していく。東京電力に対しても和解案の尊重などを働き掛けたい」

 ―弁護士会の課題と取り組みを聞きたい。
 「弁護士は敷居が高い、と感じている人が多い。身近な弁護士会を目指す。幅広く無料相談会を行っており、常設の無料相談所も開設する予定だ。弁護士が簡単・迅速に民事上の紛争を解決する県弁護士会の示談あっせんセンターもある。気軽に弁護士に相談できる環境づくりを進めたい」