「福島県水産資源研究所」本格稼働 相馬に栽培漁業の拠点完成

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大型の水槽が並ぶヒラメ・アユ稚魚飼育棟=1日午前、相馬市・県水産資源研究所

 県が相馬中核工業団地(相馬市、新地町)に整備した栽培漁業の拠点となる県水産資源研究所の完成記念式典が1日、現地で行われ、施設が本格稼働した。ヒラメやアユなどの稚魚を育てて順次放流し、本県漁業の復興を推進する。

 研究所は県水産種苗研究所と栽培漁業センター(大熊町)の後継施設で、昨年6月に研究施設など一部業務を先行して開始した。

 稚魚飼育棟などで年間でヒラメ100万匹、アワビ100万個、アユ300万匹規模の稚魚・稚貝の生産が可能。ヒラメは今夏、アユは来年2月、アワビは2020年秋の放流開始を目指し、県が各地の沿岸部で状況を見ながら行う。

 相馬共同火力発電新地発電所から放出される温海水を利用し、成長促進が可能となる。魚類棟ではホシガレイを中心に種苗生産の試験研究を行う。

 式典では内堀雅雄知事や水産庁の長谷成人長官があいさつし、資源管理と水揚げ金額の拡大を目指す「ふくしま型漁業」の実現に向けた施設に期待を込めた。