『絆』固くふるさと応援!語り合う福島県 在京県経済人の集い

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
海輪東北経済連合会長の発声で乾杯をする出席者=4日午後、東京・帝国ホテル

 東邦銀行主催の「ふるさと応援 在京県経済人の集い」が4日、東京都の帝国ホテルで開かれた。本県出身の首都圏企業や県内企業の幹部、県内行政、商工会議所の代表らが本県の産業振興や地域活性化に向けた協力体制の構築を約束した。

 5回目の開催で、過去最多の300人が出席。今回初めて県内進出企業も招いた。海輪誠東北経済連合会長(東北電力会長)の発声で乾杯。「いかにんじん」や「こづゆ」など本県の郷土料理をはじめ、県産の和牛や卵、野菜などを使った料理が振る舞われ、出席者は全国新酒鑑評会で6年連続金賞受賞銘柄数日本一に輝いた県産日本酒とともに味わいながら、古里を語り合った。

 福島県創生「皆で形に」

 東京都の帝国ホテルで開かれた「ふるさと応援 在京県経済人の集い」。首都圏と県内の経済人、県内自治体の首長らが本県の復興、創生の現状を共有することで、今後の事業展開のきっかけが生まれた。

 北村清士東邦銀行頭取が「古里福島に熱い思いを寄せてもらいたい」とあいさつ。内堀雅雄知事が「躍動する本県の若者に負けないよう、難しい課題を一つ一つ乗り越え、福島の復興創生を皆さんと一緒に形にしていく」と呼び掛けた。

 今回初めて招かれた県内進出企業約25社の幹部が出席。このうち、いわき市に生産拠点を置くクレハの小林豊社長(67)は「いわきには通算11年間勤務した。奥さんは石川町出身で、福島県で結婚した」と本県とのつながりを明かし「社員4500人のうち3000人がいるいわき市に、できることはやりたいという思いが強い。もっと工場を造って雇用を伸ばし、地元を力づけたい」と約束した。

 昨年6月に東京県人会長に就いた安斎隆セブン銀行特別顧問(78)=二本松市出身、東洋大理事長=は2年ぶりに参加。4月20日に全面再開するJヴィレッジ(楢葉町、広野町)の波及効果に期待し「JR常磐線の新駅も同時に開業し、本県復興のシンボルとして全世界に発信できる。積極的に活用すべきだ」と提言した。