「センサー内蔵ウエア」開発 本宮・東和が医療機器業界参入へ

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「縫製の技術を生かしながら取り組みたい」と話す佐藤社長

 縫製業の東和(本宮市)は、着用するだけで心拍数や体温、呼吸数などが分かる独自の分離型スマートウエア「クルフ」を開発した。縫製と最先端の技術を組み合わせ、同製品を足がかりに医療機器業界参入を目指す。

 1941(昭和16)年創業。東日本大震災以降、経営安定化に向け、長年培った縫製技術を生かせる新業種進出を模索してきた。

 クルフは、胸部分の電極パッドとセンサーで心拍などを測定。結果は通信無線を使ってパソコンなどで共有できる。通信環境が遮断しても使用が可能な無線を使用しており、災害時に第一線で活動する消防活動などでの使用を想定している。

 電極パッドなどは着脱可能で「分離型スマートウエア」として昨年に特許を取得。縫製技術で着用時のストレスも軽減させた。分離できるため洗濯しやすい利点がある。今後、消防機関での実証実験を経て、4月以降に試験販売を開始する。

 また、建設業や介護業での活用に向け4月から2年間、内臓など深部体温が測定できるセンサーやローコスト通信回線などを導入した新製品開発を進める方針。佐藤恵一社長は「縫製の技術を生かし、スピード感を持って取り組む。今後の事業の柱に育てたい」と話している。