子どもに寄り添う歌 福島出身・菅野さん「君が描いた絵」CD発売

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「君が描いた絵」を歌う菅野さん(前列右から3人目)ら出演者

 福島市出身のシンガー・ソングライター菅野潤さん(37)は、事故や自殺、震災などで親を亡くした子どもなどを支援する団体ReLink(りんく、福島市)のテーマソング「君が描いた絵」を作詞、作曲した。菅野さんは5日までに、同市でCD発売を記念したライブを行った。CDの売り上げの一部は、グリーフ(悲嘆)ケアの活動に寄付する。

 菅野さんはりんくが主催するセミナーに参加し、大切な人を亡くした子どもを支援したいと「君が描いた絵プロジェクト福島」を設立、楽曲の制作に取り組んできた。

 同曲は約6分のバラードで、歌詞は絵を描いた子どもに「ずっと見守ってるよ」と優しく語り掛ける内容。菅野さんの考えに共感する本県ゆかりのアーティスト30人がレコーディングに参加した。

 菅野さんは「震災遺児や、病気、自殺などで親を亡くした子どもがたくさんいることや、良かれと思って掛けた言葉が子どもを傷つけることがあると知った。楽曲にはそのような子どもたちへの寄り添い方を考えるきっかけにしてほしいとの思いを込めた」と語る。

 多くの人に歌ってほしいとの思いから、CDには男女混合のオリジナル版のほか、男女それぞれが歌うバージョンも収録した。菅野さんは「合唱曲への編曲も進めている。合唱王国福島から曲を広めていきたい」と意気込む。

 ライブではレコーディングに参加したアーティスト11組が楽曲を歌唱し、来場者から大きな拍手を受けた。りんくの佐藤利憲代表は「初めて楽曲のデモ音源を聴いた時、感動で涙があふれた。かけがえのない人を亡くした子どもを一人にしないという思いが表現されている」と話した。

 楽曲は2月6日にインターネット配信を開始、2月中にインターネットでのCD販売、3月6日には全国のCDショップでの販売開始を予定している。CDは2千円(税別)。

 CDについての問い合わせはJMC(電話03・6427・7316)へ。