第1原発・全作業員「廃炉」アンケート...雇用や健康の影響不安

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 東京電力は7日、福島第1原発で廃炉作業に当たる全作業員に労働環境の実態を尋ねた第9回アンケートの実施内容を公表した。無回答78人を除いた回答者4953人のうち「第1原発で働くことに不安を感じている」と答えた人が2075人(41.9%)で、前回と比べ3.2ポイント上回った。

 福島市で同日開かれた県や原発周辺市町村、専門家による県廃炉安全監視協議会労働者安全衛生対策部会で、東電が説明した。不安を感じている人の理由(複数回答)は「先の工事量が見えないため、いつまで働けるか分からない」が935人で最多。「被ばくによる健康への影響」が814人、「安定的な収入が保証されない」が738人と続いた。

 東電は廃炉工程表「中長期ロードマップ」の今後の工程が決まり次第、作業内容を説明するほか、相談窓口を案内するなどして引き続き理解を促す。アンケートは昨年9月6~28日に実施。東電社員を除く作業員5347人に調査票を配布し、5031人から回答があった。回収率は94.1%。