染み抜き技術磨きたい 福島県内女性初「不入流」師範に合格

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不入流師範に合格し看板を手にする遠藤さん

 洗濯工房えんどう(喜多方市)のクリーニング師、遠藤恵子さん(45)が、染み抜き技術で有名な流派「不入(いらず)流」の「師範」に合格した。福島県内の女性で初の免許取得。「クリーニング店利用者の多くは女性。同じ立場で、染み汚れで困っている人を助けたい」と意気込む。

 遠藤さんは、同社を営む夫公一さん(45)の仕事を2007(平成19)年から手伝い始め、15年にクリーニング師の資格を取り、店を支えてきた。しかし、着物のクリーニングは特別な技術が必要で、外部に委託していた。恵子さんは「自分の店で洗える技術を身に付けたい」と決意し、不入流の門をたたいた。

 不入流は、染みの種類、状態によって溶剤、薬品を使い分け、染み抜きする技術を多く持ち、衣服の汚れに困っている人の駆け込み寺になっている。創始者である祖主の高橋勤さんを頂点に「玉聖(ぎょくせい)」「匠聖(しょうせい)」「師聖(しせい)」「師範」の有資格者は全国でわずか約260人にとどまるという。

 遠藤さんは月1回、不入流東京伝習館に通い、2年間学んで認められた。「師範は一番下の資格で、まだ通過点」。遠藤さんは今後も東京に通い、さらに技術を磨く。「喜多方には歴史的に貴重な古い着物を持っている人が多い。いつか、その着物をきれいによみがえらせてみたい」

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