浜通りの高校生選抜、ハワイで元気アピール サッカー親善試合

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ハワイ選抜と白熱した試合を繰り広げた浜通り選抜の選手たち=10日(日本時間11日)、米ハワイ州ホノルル・アロハスタジアム

 「サッカーが好きだな。もっとやりたいなと思った」。10日(日本時間11日)、米ハワイ州のアロハスタジアムで行われた浜通りの高校生選抜チームとハワイの選抜チームによるサッカー親善試合。高校生選抜は1―5で敗れたが、福島の子どもたちが元気に成長している姿をハワイの地から世界へ印象付けた。

 高校が違うため結成後の全体練習は国内で2回だけ。その分、ハワイに到着してからは寝食を共にして濃密な時間を過ごし団結。双子の兄弟(平工3年)の見分けが付くほど打ち解けた。

 震災時、高校生選抜の多くは小学4年生。千葉市に一時避難した主将の生徒(いわき光洋3年)と同様、多くのメンバーはサッカーがやりたくてもできない時間を過ごした。卒業後、クレハ(いわき)に就職する生徒(勿来工3年)は「高校最後のサッカーがハワイでできるなんて思っていなかった。今までのサッカー人生で一番だった」と貴重な経験をかみしめた。

 いわきスポーツクラブの大倉智社長は震災で大きな被害を受けた浜通りの子どもたちが福島を代表してプレーしたことに大きな意義があったと捉える。「背負っている誇りは社会に出てから大事になってくる」とエールを送った。