竹田綜合病院でオンライン診療 4月開始、患者の通院負担軽減

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 患者の通院負担の軽減に向け、会津若松市の竹田綜合病院は4月にも、タブレット端末を利用して病院以外で診察を受けられる「オンライン診療」を始める。患者の利便性向上や、オンライン診療を活用した新たな地域医療の仕組みづくりを目指す。

 オンライン診療では、タブレット端末を使ってテレビ電話で診察する。患者は予約した時間にタブレットの電源を入れてアプリを起動すればよく、通信環境が整っていれば自宅だけでなく、職場での休憩時間などでも診察が可能。処方せんは病院から自宅に郵送し、薬は最寄りの調剤薬局で受け取ることができるようにするという。

 同病院では、容態が比較的安定しているパーキンソン病患者など20~30人で運用を始める予定。導入を推進した脳神経内科の石田義則科長は「状態が落ち着いていれば、診察は運動機能を診ることが主になる。手の動きや震えは、テレビ電話で十分に確認できる」と話す。

 システムは日本IBM(東京都)が提供する。診療には通常の医療費に加えて月4千~5千円のタブレット端末のリース料金などが必要で、3カ月に1回は対面診察を行うという。

 同病院では、50人程度をめどに順次、対象者を増やす予定。

 薬局と連携して患者の自宅まで薬を届ける仕組みづくりや、介護関係者などが診察に同席するといった多職種連携も視野に入れており、石田科長は「オンライン診療を活用して、地域全体で患者を支える仕組みを構築していきたい」としている。