文武両道『心の糧』に大学生活へ 福島医大・医学部推薦合格者

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「大学入学後もやり投げを続けたい」とやり投げのポーズで話す村上さん

 東大と京都大、福島医大などの推薦入試の合格者が13日、発表となった。

 橘高・村上さん、大学でもやり投げ挑戦

 橘高の村上大樹さん(18)=福島市=は、陸上のやり投げで全国高校総体(インターハイ)に出場したアスリート。高校1年のころ、不整脈で倒れた祖母が心臓ペースメーカーを着け、日常生活を送れるまで回復した経験が医師を目指す契機となった。

 「医学の素晴らしさを感じて、自分も心臓血管外科医として人を救いたいと考えた。腕が良く、患者の気持ちを尊重できる医師になりたい」と思い描く。

 大学入学後も競技を続けるつもりだ。「相手と競うのではなく、自己ベスト更新が目標。友達をたくさんつくり、多くの人と触れ合いたい」と文武両道の大学生活に期待を膨らませた。

 会津高・柳内さん、勉学と野球の両立自信に

 会津高の柳内勇輝さん(18)=会津若松市=は「患者の痛みを理解して信頼を得られる医師を目指したい」と真剣なまなざしで語った。

 病気で体調を崩した母親の姿を見てきた柳内さんは「(母親のように)病気で苦しんでいる人を一人でも多く助けたい」との思いだ。野球一筋12年。高校では「好学愛校」「文武不岐」の二つの言葉を胸に刻み、勉学と野球に打ち込んだ。「諦めなければ成果は必ず付いてくる」と「文武両道」の原動力を明かす。

 「患者の痛みが少ない最新の放射線医療について学びたい」と力を込めた。

 福島高・伊東さん、陸上経験生かす

 祖父が病気になって家族が不安になった時、「一緒に頑張りましょう」と医師に声を掛けられたことがきっかけだった。福島高3年の伊東憲翔(けんと)さん(18)=二本松市=は自分も思いやりのある医師になりたいと志す。高校時代は陸上に打ち込んだ。大学入学後も陸上を続け、「競技の知識を生かして整形外科医になりたい」と笑顔を輝かせた。