東大合格「科学通し社会に貢献」 安積高・永山さん描く青写真

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「幅広く科学について学びたい」と意欲を燃やす永山さん

 東大と京都大、福島医大などの推薦入試の合格者が13日、発表となった。

 「(超高速の計算を可能にする)量子コンピューターについて学び、科学を通して社会に貢献したい」。東大工学部(理科1類)に合格した安積高3年の永山裕一さん(18)=郡山市=は青写真を描く。

 中学生のころ、親に買ってもらった科学図鑑がきっかけで量子コンピューターに興味を持った。国内では東大の古沢明教授(量子光学)が研究の第一人者。研究内容も「計算速度だけでなく、消費電力の削減も考えていて視点が面白いと思った」と引かれた。大学では留学も視野に入れている。「米国やカナダで最先端の研究に触れてみたいし、英語や文化を学んで視野を広げたい」と期待を膨らませる。

 いわき秀英高・青田さん「環境問題を解決したい」

 いわき秀英高3年の青田雄太郎さん(17)=いわき市=は東大農学部に合格。2001(平成13)年の同校開校以来、現役での東大合格は推薦・一般を含めて初めて。「世界の生態系について研究して環境問題を解決したい」と晴れやかに語った。

 世界に絶滅しそうな生物がいることを知り「自分が生物を助けたい」と思い立った。高校2年の時にボツワナに約1カ月留学した経験が研究者としての原点。密猟者が仕掛けたわなを外す活動をする中で貧困に苦しむ住民が食べ物欲しさに密猟していると知った。「生物を守るために貧困問題を解決することが必要だ」と社会問題と環境問題の関連性の研究へ意欲を見せる。