福島高「ウナギ研究」経験生かす 東大、京大、福島医大推薦合格

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ウナギの養殖研究に取り組み、志望校合格を果たした(左から)紺頼さん、清野さん、西沢さん

 東大と京都大、福島医大などの推薦入試の合格者が13日、発表となった。県内の高校も各大学に合格者を輩出。福島民友新聞社の調べでは、県内から東大に3人、京大に1人、福島医大に31人が合格した。「復興の力になりたい」「医師不足を解決できれば」。生徒はそれぞれの夢や目標の実現へ一歩を踏み出す。

 福島高でニホンウナギの養殖研究に打ち込んだスーパーサイエンス(SS)部好適環境水班から東大、京大、福島医大の合格者が"誕生"した。いずれも3年の西沢亮輔さん(18)=福島市=が東大教育学部、紺頼楓さん(18)=福島市=が京大農学部、清野颯一郎さん(17)=川俣町=が福島医大医学部の推薦入試、特色入試を突破した。

 西沢さんは大学で地方と都市の教育格差や教員の労働環境の課題について考え、将来は文部科学省に入省したいと明かす。「SS部では復興のために地域の問題を主体的に解決する視点を学んだ。その経験を生かして好きなことを掘り下げて学べる教育をつくっていきたい」と抱負を語った。

 紺頼さんは森林科学科で日本の林業の復興を考え、将来は教育の中で森林の役割や魅力を広めていきたいと熱っぽく話す。「SS部で培った、仲間と協力して課題に取り組む姿勢や生物観察の方法を生かして大学の演習林など現場に入って学びたい」とする。

 「医師不足など地域の課題解決に貢献したい」と意気込むのは清野さん。小学生の時にぜんそくになり、担当医が優しく接してくれたことが医師を志すきっかけとなった。「将来はアレルギー専門の医師になりたい」と見据えた。