「三春滝桜」次の千年へ 天然記念物、5年に1度の保護育成作業

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足場に囲まれ、天然記念物保全の取り組みが進められている三春滝桜

 福島県三春町にある国指定天然記念物の三春滝桜で足場が組まれ、5年に1度の大規模な保護育成作業が行われている。17日には、現地で説明会が開かれ、参加者が天然記念物保全の取り組みを学んだ。

 三春滝桜は日本三大桜の一つ。樹齢は千年を超えるとされ、県内有数の観光スポットになっている。2005(平成17)年1月の大雪で枝が折れてしまったことから、維持管理計画が策定された。以来、枝折れ防止策としての支柱設置や枯れ枝切りなどの作業が定期的に行われている。

 三春滝桜は現在、大小29本の支柱で支えられている。木が成長することで配置に不具合が生じることから、今回の作業で支柱を新たに3本設置し、11本を交換する。全ての支柱の結束材を入れ替え、枯れ枝切りや病害虫駆除にも力を入れる。全ての作業終了は3月下旬ごろの予定。

 説明会には、県内各地から約50人が参加。県文化財保護審議会委員で樹木医の鈴木俊行さんから作業経過の説明を受け、足場を上って三春滝桜の保全状況を見学した。

 鈴木さんは「三春滝桜の成長に合わせた治療が必要。次の千年を生きるための作業になる」と述べ、天然記念物保全の長期的な取り組みの重要性を強調した。

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