葛尾見守る歌碑完成 古里愛と人々の再会を願う曲「葛尾川」

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除幕される葛尾川の歌碑

 葛尾村の復興交流館あぜりあで18日、古里愛と人々の再会を願う曲「葛尾川」の歌碑がお披露目された。除幕式が行われ、出席者たちは、村民が地域復興へ歩む姿を歌碑に重ね合わせた。

 東京電力福島第1原発事故で同村が会津坂下町に避難したことがきっかけで、同村や同町にゆかりのある有志が、避難している人たちに古里への思いをつないでもらおうと作曲した。命の大切さやいじめ防止を訴え、がんで急逝した元葛尾中教諭の故三本杉祐輝さんや福島市の矢口洋子さん(74)が作詞を担当。自然豊かな村の四季折々の様子を歌詞で表現し、「思い出すのは故郷のこと あの日交わした笑顔で会いに行こう」と結んでいる。

 歌は2012(平成24)年3月に同町で発表された。避難指示が村の大半で解除されている現在では、村の運動会やイベントなどで振り付きで歌われるなど村民に親しまれていることから、村が歌碑建立を企画した。設置場所は村内外から人が集まる同館にした。歌碑の前を通るとセンサーが反応し、曲が流れる仕組み。

 式では、篠木弘村長や矢口さんらが除幕した。三本杉さんの遺影を手にした矢口さんは「堂々とした歌碑。いつまでも村民を見守ってほしい」、篠木村長は「歌碑は後世に残る。復興に向けて一つの区切りを示すものができた」と述べた。

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