Jヴィレッジで激突『福島ダービー』 24日・全面再開記念試合

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福島ダービーに向け調整するいわきFCの平岡選手(左)と平沢選手

 本県を代表する二つのサッカーチームが24日、サッカーの聖地「Jヴィレッジ」(楢葉町・広野町)で激突する。4月20日の全面再開を記念した福島ユナイテッドFC(J3)といわきFC(東北社会人1部)の「福島ダービー」。Jヴィレッジでは初対戦となる両チームの選手たちによる熱いプレーが、聖地に歓声を呼び戻す。

 「福島ダービー」は、両チームにとって今季の戦いを占う重要な試金石だ。福島ユナイテッドFCは昨年12月に就任した松田岳夫監督の采配に注目。4―5―1のシステムを取り入れ、これまで築いたパスサッカーをさらに進化させる。対するいわきFCは、本年度の全国高校選手権で優勝した青森山田のバスケス・バイロン選手らが加入し、勢いがある。

 試合は午後1時開始予定。午前10時開場でイベントブースやフードコーナーも設置される。チケットは全席自由で当日券1500円、高校生以下は無料。

 『第二の古里』貢献誓う

 【いわきFC】「成長した姿をJヴィレッジで見せたい」と口をそろえるのは、いわきFCの平岡将豪選手(23)と平沢俊輔選手(24)。2人は少年時代、JFAアカデミー福島の一員としてJヴィレッジでサッカーに打ち込んだ。

 さまざまなチームが遠征で訪れ、にぎわう様子が忘れられない平岡選手は「Jヴィレッジの盛り上げに貢献したい」と誓う。平沢選手はアカデミー時代、田植えなどで広野町民と交流したことを今でも覚えている。「思い入れのある場所。地元の人たちも見に来るはず」。第二の古里とも言えるピッチでの試合に、気持ちを高ぶらせる。

 『最古参』感謝の気持ち

 【福島ユナイテッドFC】「たくさんの人の助けがあってスタートできる。その感謝の気持ちを忘れず試合をしたい」。福島ユナイテッドFCの岡田亮太選手(30)はJヴィレッジの再開に思いをはせる。

 2011(平成23)年入団でチーム最古参。復興へと歩む本県とともに、福島Uでのキャリアを積み重ねてきた。Jヴィレッジでのプレーは、11年2月の練習試合以来。「ここでまた、サッカーができることをうれしく思う」。原発事故で施設が廃炉作業の最前線地となった時期を思い返しながら、再び聖地でプレーできる喜びを胸に、復活したJヴィレッジのピッチに立つ。