須賀川・藤沼湖周辺の市道、3月1日全面開通 にぎわいに期待

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 東日本大震災に伴う藤沼湖(須賀川市、藤沼ダム)の決壊で一部封鎖されていた藤沼湖自然公園周辺の市道が3月1日正午、全面開通する。同公園を管理するおもふるハート社長の深谷武雄さん(73)は「待つ身としては長かった。地域のにぎわいを取り戻す希望になる」と期待を込める。

 開通する市道は、郡山方面から県道を南下し、東側から同公園に入る道路。湖や山並みを一望できるほか、春には湖面に映える桜を楽しめ、散策路としても人気があったという。しかし震災で損壊して以降、通行止めになっていた。

 これまで同公園を訪れるには、国道118号を通り西側から入る市道だけで、郡山方面から訪れる際は約3キロの回り道が必要だった。温泉施設「やまゆり荘」やキャンプ場などを備え、観光拠点として機能してきた同公園。「一体いつになったら通れるのか」。開通を待ちわびる多くの声が寄せられる一方、「(決壊と市道の封鎖で)客足は遠のいた。閑古鳥が鳴くような時期もあった」と深谷さんは振り返る。

 それでも、時間の経過とともにかつてのにぎわいが戻ってきた。春の観光シーズンを控え、既にウオーキングやバーベキューなどのイベントをはじめ、団体旅行の予約も入っているという。「市道からの景観も公園の魅力。開通は朗報」と深谷さん。「喜んでもらえるよう、従業員一同、親切丁寧な対応で迎えたい」。待望の全面開通が実現し、おもてなしの心を新たにする。