土湯温泉・化石モデル...愛称「ゆパッチー」 ご当地キャラ誕生

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土湯温泉の新たなご当地キャラ「ゆパッチー」

 福島市土湯温泉町で化石が発見された太古の大型哺乳類「パレオパラドキシア」をモデルにしたご当地キャラの愛称が「ゆパッチー」に決まった。作成した地元の土湯温泉観光協会などは、地域活性化に向けて、グッズの作成や各種イベントの実施などに取り組む考えだ。

 同市の土湯小で26日開かれたパレオパラドキシアのセミナーで発表された。化石は1951(昭和26)年ごろ、土湯温泉町の砂防ダム工事で発見。東京教育大(現筑波大)で別の海生哺乳類と鑑定後、忘れ去られた。2017年から再調査され、北太平洋の沿岸地域に生息したパレオパラドキシアの右後ろの大腿(だいたい)骨の化石(長さ約30センチ)と判明した。

 セミナーでは、再調査を担当した国立科学博物館の木村由莉研究員、九州大総合研究博物館の松井久美子専門研究員が研究成果を報告した。同協会は、ゆパッチーを生かしたグッズや歴史を紹介するパンフレットの作成を計画するほか、スタンプラリーや発見現場周辺の見学、パレオパラドキシアの立体像制作などを計画している。

 愛称を考案した加藤一城君(土湯小6年)は「ゆパッチーを通して土湯温泉の大昔の歴史を引き継いでいきたい」と希望を膨らませた。木村研究員は「研究成果が地域おこしに活用され、とてもうれしい。今後も注目したい」と協力を続ける考えを示した。