「ヨークベニマル」郡山駅東口に本社移転 研修機能集約・強化

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 ヨークベニマル(真船幸夫社長)が2021年春をめどに、郡山市朝日の本社を同市谷島町のJR郡山駅東口に移転することが26日、分かった。現在の広さの約3倍となる社屋を建設、本社機能と従業員らを対象とした研修機能を集約・強化するほか、駅近くに本社を構え、東北と北関東の5県225店舗の従業員が会議で集まる際などの利便性向上を図る。

 新本社予定地は駅前ロータリーから東に約200メートルに位置し、保土谷化学工業に隣接する自社保有地で、現在はコインパーキングになっている。敷地面積は現在の約2倍の約1ヘクタールで、1フロア約3300平方メートルの3階建てビルを建設する。通勤や来客に対応するため約400台収容の立体駐車場も併設する。投資額は土地込みで40億~50億円の見通し。入札などを経て早ければ今夏の着工を目指す。

 駅から西に3キロほど離れた現本社は老朽化が進み、手狭となっていた。同社は県外に広い店舗網を持ち、新幹線などを利用する首都圏などからの来訪者も多く、徒歩移動も容易な駅近くに本社を構えることとしたとみられる。現本社の跡地利用は今後検討する。

 650人収容大会議室整備

 ヨークベニマルが2021年春をめどに、郡山市のJR郡山駅東口に新設・移転を目指す新本社には、従業員約300人が移るほか、約650人を収容できる大会議室を整備する。同市富久山にあるトレーニングセンターの機能も新本社に移し、従業員の会議や技術研修でも使用する。

 新本社は3階建て。1階に営業や管理業務、企画開発といった本社機能を集約させ、業務の円滑化や効率化につなげる。

 2階には食堂や大会議室を整備。宮城、山形、栃木、茨城、福島の5県に225ある店舗の店長が集まる会議などで利用できるようにする。

 3階にはトレーニングセンターの機能を移し、肉や野菜、果物の切り方を学ぶなどの技術研修を行う。

 同社は今後、移転後の本社跡地に加え、トレーニングセンターの跡地についても利用方法を検討する。

 市街地活性化に期待

 ヨークベニマルが本社移転を予定するJR郡山駅東口は、商業施設やオフィスが集中する西口に比べて人通りが少なく、東口の活性化が課題となっている。郡山商工会議所と市内の若手有志が昨年まとめた「郡山グランドデザイン」にも、東口への複合施設設置などの構想が盛り込まれた。同商議所の福内浩明専務理事は「郡山を代表する企業の本社ができれば、東口、西口間などに人の流れが生まれる」と中心市街地活性化に期待を寄せる。