広野・高野病院長に社本氏 4月1日就任、南相馬市立病院医師

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4月に院長が交代する高野病院

 東京電力福島第1原発事故後、避難せずに診療を続けた当時の院長が2016(平成28)年末に死去し、一時存続が危ぶまれた広野町の高野病院の院長が交代し、4月1日付で南相馬市立総合病院の脳外科医社本(しゃもと)博氏(51)が就任する。高野病院の代理人が27日、取材に対し明らかにした。

 社本氏は、福島医大から14年4月に南相馬市立総合病院に派遣され、脳卒中やてんかんを専門としている。社本氏と福島医大が派遣した医師2人の常勤医3人、非常勤医10人で診療体制を担う。社本氏は福島民友新聞社の取材に対し「町に戻った住民の多くは高齢者で、地域の健康増進にも力を入れて取り組みたい」と話した。

 現院長の河合義人氏(68)は3月末で退職する。代理人によると、河合氏は17年10月に広島県内の病院から就任。昨年9月に体力面への不安などを理由に退職を申し出たが、当時は病院存続に必要となる後任が確保できない状況で、病院側の慰留を受けて3月末までとどまることになった。

 高野病院を巡っては、唯一の常勤医だった高野英男元院長=当時(81)=が16年12月30日、自宅の火災で死去し、常勤医が一時不在となった。高野氏の死去後、院長は社本氏で4人目。

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