海岸堤防や防災緑地など整備完了 いわき永崎地区復旧・復興事業

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
完成した堤防で行われた式典

 東日本大震災による津波で被災した、いわき市永崎地区で県が進めてきた海岸堤防や防災緑地などを整備する復旧・復興事業が2日、完了した。同日、現地で式典が行われた。

 同事業は、同市沿岸部の7地区で進められている。事業が完了したのは昨年3月に完了した薄磯、沼ノ内の両地区に続き3カ所目。永崎地区では、震災前と比較して堤防の高さを約1メートルかさ上げした。また、道路沿いの堤防約1360メートル、港湾部分の堤防約550メートルを整備したほか、離岸堤延べ約480メートルを設置した。さらに、数百年から千年に一度発生するレベルの津波に対応するため、防災緑地2.4ヘクタールを造成。地元の子どもたちがクロマツなど約1万300本を植樹した。

 整備された堤防で行われた式典では、関係者がテープカットとくす玉割りを行い、完成を祝った。

 県は堤防と防災緑地の多重防御で「総合的な防災力の高いまちづくり」を進めている。県によると、同地区に続き、四倉、豊間、岩間の各地区で、本年度中に事業が完了する見込み。