【福島からのエール!古関裕而・朝ドラ化】曲モチーフ同名菓子

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「菓子を通して、偉大な先輩である古関裕而の功績と福島の魅力を発信したい」と佐久間社長。店内には古関裕而の紹介コーナーがある=1日、福島市・福々和本舗

 2020年春に始まるNHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)が、福島市出身の作曲家古関裕而(ゆうじ)と妻金子(きんこ)の生涯をモデルとした物語「エール」に決まった。制作発表から一夜明けた1日、ドラマ化を求めてきた市民や関係者は放映開始に向けた準備に動きだした。福島の魅力発信や来年の東京五輪との相乗効果を生み出すため、取り組みや課題などを探る。

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 「偉大な先輩の朝ドラ化は悲願だった。朝ドラ化を知ったお客さんが買いに来てる。つい話が弾んじゃうよ」。古関の母校福島商高のOBで、市内の菓子店「福々和(ふくふくわ)本舗」の佐久間功社長(70)は喜びを語った。

 看板商品の一つが、古関のデビュー曲B面の楽曲名にちなんだ菓子「福島夜曲(せれなあで)」。果物王国・福島の菓子としてリンゴを使い、あこがれの先輩・古関の曲をモチーフに2006年から販売し、好評を得ている。

 このほか古関が愛用したハモンドオルガンにちなんだ菓子「ハモンドの調べ」もある。佐久間社長は朝ドラ実現の一報を受け、古関関連第3弾となる新作の製造を決めた。「菓子を通じて朝ドラや福島を応援したい」と挑戦を決意した。

 「まずは福島駅前などに掲示する横断幕や懸垂幕の準備に取り組んでいる。古関夫妻のさらなるPRにも着手していきたい」と市役所担当者。1日は県内外から応援や問い合わせの電話が相次ぎ、朝ドラ決定の効果を実感した。県からも古関をPRする新たな取り組みの打診もあった。

 来年の東京五輪では、野球・ソフトボール競技の一部試合が市内で行われる。五輪と同時期に朝ドラが放送されることで、市への注目度も一層高まるとみる。市役所担当者は「五輪や朝ドラなど福島への追い風を感じている。朝ドラを地域活性化につなげたい」と思案を巡らせた。

 「朝ドラ決定はうれしいが、この時期の発表は誤算。新年度の企画を練り直さなければ」と語るのは、朝ドラ実現に向けて精力的に活動してきた福島商工会議所青年部の担当委員長の西形吉和さん(40)だ。

 同青年部は2014年から朝ドラ実現へ動きだし、16年から妻金子の地元・愛知県豊橋市などとも連携して署名を集めるなど熱心ぶりが目立つ。「朝ドラ関連の取り組みはこれからが本番。福島の元気や誇りを発信する好機にしたい」。放映まで1年あまりと準備期間は限られている。青年部をけん引する西形さんは焦りを隠さなかった。

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