世界で一枚...私だけの「卒業証書」 遠野高3年生全員で紙すき

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自らすいた遠野和紙の卒業証書の感触を確かめる生徒ら

 いわき市の遠野高で1日に行われた卒業式で、地域の伝統工芸品「遠野和紙」の卒業証書が3年生45人に贈られた。今年は初めて、3年生全員で紙すきに挑戦して卒業証書を作った。卒業生は世界で一枚だけの卒業証書を胸に抱き、学びやを巣立った。

 紙すきは1月に同校で行われ、和紙の技術伝承に取り組む地域おこし協力隊の平山祐さん、綾子さん夫妻が指導した。生徒がすいた和紙を乾燥させた後、松尾親弥校長が卒業生一人一人の名前を書いて、卒業証書が完成した。

 式では、卒業生代表の答辞で菊地健太さんが「この素晴らしい卒業証書をしっかり抱き、遠野高で学び、培った力を生かして自分の将来に向かって力強くまい進したい」と誓った。

 少し厚みのある卒業証書に仕上がった飯干(いいぼし)梨里(りり)さんは「卒業証書を見るたびに、遠野高のことを感じられると思う。苦労してすいた卒業証書を大切にしていきたい」と語った。

 昨年10月に地域おこし協力隊に就任した平山さん夫妻にとっても、今回が初めての卒業証書作り。来賓として式に出席し、卒業証書が手渡される姿を見つめた平山さん夫妻は「卒業生の思い出をつくる仕事に携われて本当にありがたい。卒業証書を通じて、遠野和紙に興味を持ってもらえればうれしい」と笑顔で話した。

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