予約4カ月待ちも... 運転免許更新の認知機能検査や高齢者講習

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 75歳以上の認知機能検査を強化した改正道交法の施行から12日で2年を迎える。しかし運転免許更新の条件となる認知機能検査や高齢者講習を予約できず、免許更新が有効期限ぎりぎりになるケースが全国で相次いでいる。

 主な要因は事務処理の増加。福島県警によると、県内でも予約できず3~4カ月待ちになることもあるという。県警は「半年前なら予約できる。早めに予約を」と呼び掛けている。

 「2年前に法改正してから、『認知機能検査や高齢者講習を予約できない』と困って電話してくる人が増えた」。県警運転免許課の井上俊彦課長は話す。県警によると、法改正に伴い県警と自動車学校では事務作業が増えた。75歳以上の認知機能検査の採点確認や高齢者講習を種類別に振り分けるといった手続きが必要となったためとしている。

 事業委託を受けた県内の自動車学校や教習所は38カ所あるが、認知機能検査や高齢者講習の予約が特に取りにくい時期は年度末や夏休みの7、8月などという。高校生らによる運転免許取得が集中する繁忙期と重なるためだ。

 県警は2月から、有効期限切れが間近となった高齢者の救済策として、県内の運転免許センターなどでも認知機能検査を実施しているが、抜本的な解決には至っていない。

 70歳以上の高齢者には、有効期限切れの6カ月前には案内が届く。しかし、検査や講習の予約に時間がかかることを想定せず、更新間近にならないと予約しないケースが多いことも混雑に拍車を掛けているようだ。

 井上課長は「法改正の趣旨は交通事故の防止。通知書が届いてから、余裕を持って予約してくれれば対応できる。ぜひ早めに対応をしてほしい」と話す。

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