常磐線「富岡-浪江間」12月にも試運転 大野-双葉間も復旧へ

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真新しいホームが造られ、工事が進められるJR常磐線の双葉駅=7日午前、双葉町

 東京電力福島第1原発事故により運行を休止し、復旧作業が進められているJR常磐線富岡―浪江間(20.8キロ)について、JR東日本は12月にも試運転を行う。同社の担当者が7日、原発事故で帰還困難区域となっている大野(大熊町)―双葉間(5.8キロ)の復旧工事現場で明らかにした。

 常磐線は2020年3月末までに全線再開通が予定されている。同社によると、運休区間で除染や線路敷設など7~8割の工事が完了している。同社は7日、復旧作業の工事現場を報道陣に公開した。

 再出発へ復旧着々

 2020年3月末までの全線開通へ向けて復旧工事が進むJR常磐線。7日に報道陣に公開された現場では、第1前田川橋りょう(双葉町)にレールが敷かれ完成に近づくなど、着々と工事が進む。

 公開されたのは大野(大熊町)―双葉間(5.8キロ)の3カ所の工事現場。昨年8月に橋上化工事に着手した双葉町長塚字町西の双葉駅では、資材の搬入作業が進められていた。跨線橋などの支障物が撤去され、改修工事が済んだホームには新たに看板が設置されていた。線量は毎時0.11マイクロシーベルトだった。

 このほか、大野駅から北側約1キロの大熊町夫沢字中央台付近と、双葉駅から南側約1.6キロの双葉町前田字下川原地区の第1前田川橋りょうも公開された。