花で描く夢や希望...双葉町民ら『エール』 鎮魂や復興への祈り

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花びらを使って巨大な絵を描き、震災犠牲者への哀悼と復興の願いを込める参加者=10日午前、いわき市

 東日本大震災から8年となるのを前に、沿岸部を中心に県内各地で10日、さまざまな追悼行事が行われた。参加者は犠牲者の冥福を祈るとともに、復興への誓いを新たにした。

 双葉町が町外拠点に位置付けているいわき市勿来町の復興公営住宅「勿来酒井団地」の集会所では、東日本大震災の追悼行事「フラワーズエール」が始まった。団地に入居する町民や周辺の市民らが、鎮魂や復興への祈りをテーマに花びらや色砂で絵を描いた。

 花絵「インフォラータ」の第一人者、藤川靖彦さん(57)の協力で3年前から実施。7メートル四方のキャンバスには、哀悼の意をともすろうそくの炎や多くの人が集う町を表現した樹木、双葉をくちばしでくわえ夢や希望を運ぶ2羽の鳥などが描かれた。

 花絵の制作には赤や白、ピンクなど8色のカーネーションの花びら8千本分を使用。縁にはカーネーションの茎をあしらった。

 参加した双葉町の女性(82)は「亡くなった方の冥福や復興への思いを込めて作った。素晴らしい花絵ができた」と目を細めた。

 藤川さんは「皆さんの表情が昨年よりも明るいのがうれしい。一歩ずつ復興へと進んでいるんだなと感じた」と語った。

 町復興支援員の主催。花絵は11、12の両日、展示される。11日は来場者が自由に献花できるほか、午後2時46分には花絵を囲んで黙とうする。展示時間は午前10時~午後4時。

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