児童が発信「飯舘の未来をつくる」 東京五輪500日前イベント

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モニュメントを交換した(前列左から)菅野君、星君、白戸君、結城君、礒山さんら=東京・パナソニックセンター東京

 2020年東京五輪まで500日となった12日、被災地復興の思いを育もうとパナソニックが企画した活動の報告会が東京・有明のパナソニックセンター東京で開かれた。飯舘村の草野、飯樋、臼石の三つの小学校の児童が制作したモニュメントを披露し、テレビ電話を通じて交流してきた現地の小学校、有明西学園と互いの作品を交換した。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から9年目に入ったこの日。「全国には被災地の人はかわいそうだと思っている人がいるかもしれません。でも、私たちはもうかわいそうではありません」。東京五輪の競技が行われる主要地域の一つとなる有明の会場のホールに、礒山姫夢(ひな)さん(臼石小5年)のはっきりとした声が響いた。

 礒山さんと一緒に舞台に立った結城樹真君(草野小5年)白戸凌駕君(臼石小5年)星慎治君(飯樋小5年)菅野拓真君(同)は全国からの支援に感謝し、村内で学校や農業などの復興が少しずつ進んでいる様子を語った。締めくくりでは村への訪問を呼び掛け「自分たちが飯舘村の未来をつくっていく姿を見てください」とのメッセージを発信した。

 活動は「ツナグ・ミライプロジェクト~みんなでつなごう、みんなのミライ」と題して、2月から全3回にわたり行われた。飯舘村の5年生5人は3種類の四角形計60個を組み合わせたモニュメントを手掛けた。作品には自分たちの笑顔の写真を添え、各校章や村の郷土料理の凍(し)み餅や稲穂、御影石などを表現した。報告会には児童と触れ合った競泳日本代表の伊藤華英さんとリュージュ日本代表の小口貴久さん、有明西学園で本県の現状を説明したNPO法人ザ・ピープル(いわき市)の吉田恵美子理事長らが参加した。

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